無地の年賀状がコンビニで買えなくなったことを知らなかったミルミルです。こんにちは。
月単位でブログ更新をサボりまくってるのにいきなり書きたい!と思ったのは、ずっと行きたかった早稲田大学に行ったからです!
でも聖地巡礼なのでついて来れない人多数の予感。まあお散歩記録だと思ってぜひどうぞ。
早稲田なんてサクッと行けばいいのだけど
さて、早稲田(大学)に憧れがあるのはとある小説の舞台だからです。
ミルミルさんは大学を出ていません。高校の時に「何でみんな勉強好きじゃないっていうのに大学行くのかな?」と、大学に行く事が格好悪いくらいに思ってました。かつ、大学は行きなさい!という親でもなく。
高校で進路を決める三者面談(自分+親+先生)の時に将来の夢を聞かれて、
「小説家か声優になりたいです!」と答えたヤツです。
例えば自分が「学校の先生か芸人になりたいです!」とか言ったら、
「じゃあまずは学校の先生になるために大学行って、それから芸人になるための努力もしたらどう?」
ってなったと思うんですよね。ところが小説家と声優。
たぶん三者面談の時の親と先生の心の中は、
(わーどちらもなれるかどうか分からんやつぅー!)
だった事でしょう。
小説家か声優ねー。どっちでもいいんじゃない?みたいになりましたw
小説家になりたいならとりあえず文学部とか行ってみたら?とかいう話にもならんかったので、友達と一緒に東京出てきて演技の習い事しつつのフリーターになったわけです。
「大卒の求人ばっかり!やっぱり大学行けばよかった」とは未だに全然思わないのだけど、大学が舞台のまんがや小説を読むと、大学行けばよかった!と思います。
ちなみに、
の森博嗣先生に会うために名古屋大学の学祭に行った事あります(お話できて幸せだった)
そうそう、そんで今回の「早稲田が舞台」ってのは、建築探偵桜井京介の事件簿ってシリーズの小説です。
前から聖地巡礼したいと思っていた早稲田。
高田馬場で働いていたこともあるし(馬場から歩いて行ける)、行きたきゃ行けばいいのだけど、なにぶん大学出てないんで。
ドラマとかで勝手に教室もぐりこんで授業を受けるシーンあるけど、大学生になった事がない自分はどこまで侵入したら不審者に見られるのかが分かりません(>_<)
ところが最近興味のあるイベントをチェックしていたら会場が早稲田大学だと?!
堂々と入れる?!
今こそ早稲田を聖地巡礼する時だっ!
早稲田観光と聖地巡礼――!
ええ、こんな小さなブログの数少ない読者に桜井京介の小説ファンがいるとは思ってないですが。
聖地巡礼したいと思っている方にいつか届け!と願って。
「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズとは
館ものミステリ。間取り図が載っていたりして、そーゆうの好きな人にはとてもよい。
そして主人公がめちゃ美形(前髪で隠れてるのだけど)という設定でさらに良し。
実際は探偵じゃなくて、早稲田大学の文学部で建築関係を学んでいる大学生が事件に巻き込まれる話です。
本が出たのは1994年~2015年?高校の時に友達におススメされて読んだのです。
今回聖地巡礼するにあたって、早稲田エリアの描写を見つけようと、図書館で書庫から出してもらいザっと読み、読めない分は借りたり…
<図書館で借りた本の記録>
(桜井京介以外も混ざってますけど気にしないでください)
記憶力が良くないため、
昔読んだのに犯人が分からなくて楽しく読めたり。
ええ、人生楽しく生きられる子です。
穴八幡宮(あなはちまんぐう)
さて、地下鉄早稲田駅からすぐ、穴八幡宮。
小説に中には「八幡神社」という場所が何度か出てきます。
よく見ると、亀が鳥居を支えています。頑張れ…!
小説の中の八幡神社は中腹にカレー屋さんがあって、カレー屋さんのヒントとしては
・狭い
・味がいいわりに昼でもあまり混まない
・昔はスナックだった
との描写がある。けど、
カレー屋さんどころか、中腹に店があるって感じじゃないんですよね。
近くの交番で、
「穴八幡宮ではなく八幡神社ってのが大学付近にあったりしますか?」
「中腹(参道?)にお店があったりするっぽいんですが」
って聞いてみましたが、分かりませんでした。
その後数人にきいてみたけど分からず。小説の中ではビミョーに名前を変えているだけかな?と思いつつ聖地巡礼を続ける。
キッチンミキ
別に聖地巡礼ではないのだけど、創業1963年らしく、京介たちや作者の篠田真由美先生も通ったと信じて食事。
有名らしい、学生たち御用達の500円ランチです。
ミキランチ。カウンターから見て量が多そうだったので「ごはん少なめ」でオーダーしました。
メンチカツ・チキンカツ・ナポリタン・サラダ、さらにご飯にはカレーがかかっております。
これで税込み500円かよ…マックより安いっす。学生の街、すげえ。
輝額荘(の場所であろう所)
シリーズの中でも私の大好きな「灰色の砦」。
京介の友達、深春(みはる)が主人公の話。深春という名前ですが熊さんのような見た目?の男性です。
同じく早稲田大学生の彼が、下宿先「輝額荘」を紹介され、そこに住んでいた京介と出会うお話。
輝額荘の場所のヒントとしては、
・大学から坂を下り、川を渡る
・豊島区高田一丁目
・歩いている最中住所表示が新宿区・豊島区・文京区と入り乱れるが道は複雑じゃない
・都電通りから、ぱっとしない商店街をぬけてゆるい坂を上がった先にある
・裏は崖になっており、上の空き地から目白通りに出られる
です。
ここかな?って場所をGoogle Mapで見つけたけど、商店街がある感じじゃないんだよなー。
この輝額荘で事件があり、「昼間だから目撃される可能性が」とか「通行人の目が常にある」とか描写があるので人通りもあるっぽい。
で、またまた近くの交番のおじさんと話し合った結果、やはりここだろう、という所がこちらです。
こちらの突き当たりでございます!
行き止まりだけどちゃんと崖?があって、その向こうは目白通りです。
交番のおじさんが言う通り、一応お店もポツポツありました。小説の中の時代では、もうちょっと活気があったのかもですね。
この場所に京介と深春が…!感動です!!
飯村邸(の場所であろう所)
小説の中で飯村さんという先生が昔住んでいた場所。ヒントとしては、
・目白台一丁目
・幼稚園の脇から細い道があり(車が入れる)、行き止まりの所に枯れた蔦で覆われた塀がある
です。この突き当りだぁーー!
現在は廃墟でもなんでもなく、個人宅っぽいので遠目からお写真。
東京カテドラル聖マリア大聖堂
さて、ここからはただの早稲田観光。
銀杏並木、美しいぃー。
目白台運動公園をちょっと覗いて、
東京カテドラル聖マリア大聖堂の鐘塔が見えてきましたー。
売店で聞くと、特にイベント時でなければ、勝手に教会内に入って良いそうです。
私が行った日はちょうど結婚式があるとの事で「もしかしたらリハーサルするオルガンの音が聞けるかも?」と言われました。
大聖堂は空から見ると十字架の形をしているらしいです。中から天井を見ても、十字架の形に光が入っているのが分かる。
パイプオルガンですが何と、パンフレットによると教会用オルガンとしては日本最大との事。まじかー!
ちょっとだけパイプオルガンの音、聞けました!
大隈庭園
さて、ではそろそろ早稲田大学に向かおうかな。
大隈記念講堂!有名なやつーー!
レトロ可愛い。
この公園で桜井京介シリーズの小説を読んでみる。幸せ―!
きっとこの公園で京介たちや篠田先生も以下略。
Aro/Ace調査発表会
知らない方は何の調査だって?って感じですよね。
私も「Aro/Ace」の読み方も知らずに参加しました。読み方は「アロ/エース」らしい。
もらった資料によると、
Aro…他社に恋愛感情を抱かないアロマンティックとその周辺のセクシュアリティ
Ace…他社に性的に惹かれないアセクシュアルとその他周辺のセクシュアリティ
らしく、2つ合わせてAro/Aceと呼ぶらしい。
実はミルミルさん、ジェンダー平等だの男女共同参画だの、けっこう興味持って色々参加する派です。
セミナーとかシンポジウムとか、今はZOOMで参加できるのいっぱいあるし。
女の子は学校に行かせてもらえない国の話とか、ジェンダーギャップ(男女格差)指数が日本は低すぎだとか、選択的夫婦別姓とか。
前に、「DVにあっているが離婚するか否か、するならどんな準備を」みたいな会に参加して、当事者とかお友達が悩んでいるとかいう参加者にまざって
結婚してないのに専門家の話を聞いてきたこともあり。
て事で、そーゆうイベントを検索してたら見つけたAro/Aceの調査報告会です!
えっ。入り口おしゃれ過ぎん?ホテルか。
早稲田の学生さん、こんな所で勉強してるの?
建物内のエスカレータからはこんな感じ。京介―――っ!
肝心の報告会ですが、そもそもAro/Aceの読み方すら知らんかった私が「勉強できれば…」と参加したのだけど、
アロマンティックやアセクシャル以外に
デミロマンティック・リスロマンティック・グレイロマンティック・デミセクシュアル…
とガンガン専門用語が出てきて、
調査した中の何%がアロマンティックで前回調査した年との比較はどうで…って感じだったから大変っ。
「えっとデミロマンテックはこういう定義だから…」と資料を見ながらスクリーンを見たりで、あわあわしてました(^_^;)
次回の報告会も参加できたらいいな。こういうの、理解してる人でありたい。
再度、早稲田観光、そして八幡「神社」を発見!
報告会が終わり、大学構内の演劇博物館へ。
構内に博物館があって、無料だなんていいなー。近所だったら展示が変わるたびに来るんだけど。
博物館でたら、すっかり夜です。
ほわあー。ドラマの中みたい。
いやいや、今私は、桜井京介の小説の中にいるんでした。
大学を出て駅にもどる道の、街灯の住所表示もステキ。
と思ったらこの住所表示の向こうはなんと古本屋!
あの、売る気あります?という、本が山積みになっている系の古本屋です。
古本屋なんて絶対に京介や篠田先生も以下略。
その後、キッチンオトボケというこれまた安くて大盛り!の店で夕食。
そんで高田馬場まで歩いて芳林堂書店に行ったのですが。
そこに昔の街の様子の地図が展示されていたんですよね。メモ代わりにとった写真で、作者の方のお名前が読めないのだけど…1999年作成らしい。
その地図に!穴八幡宮が!
「穴八幡神社」って書いてあるぅーーー!!!!
穴八幡宮ではなく穴八幡神社。
つまり昔はそう呼ばれていたって事ですかね?ちょっとスッキリ…!